男女平等の社会は?医科大一律減点は誤報?でも、浮き彫りになった女性社会進出の壁

先日、話題になった医科大一律原点は誤報?

2018年8月2月日に、読売新聞が報道した「医科大の女子受験生の一律減点」の文字が、翌日の報道から消えていました。

そこには、以下の様に書かれていました。2月

一部の同大関係者は、1次終了後に女子の得点を一律に減点したと証言していたが、内部調査の結果、1次で女子の減点はなく、2次の小論文で複雑な計算式を用いて減点していたことが判明した

 関係者によると、同大は、1次と2次の結果が出そろった段階で、全員の小論文の得点に一律「0・8」の係数を掛けて減点。ただ、男子の場合、減点後に現役と1~2浪の受験生に一律20点を加点し、3浪には10点を加えていた。逆に女子と4浪以上の男子には一切加点していなかった。

 この結果、2浪までの男子は、本来よりも小論文の得点が増えた可能性が高い一方、女子と3浪以上の男子の得点は抑えられ、合格者数が抑制されていた。

                                       出典:読売新聞

完全な誤報ではなく、一部分書き変わった形です。

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この読売新聞の続報は事実か?

この記事も、取材した「関係者からの情報」であって、まだ、事実だと確証出来る物ではない、と言える様です。

しかし、この記事が事実ならば「1次試験で女子受験生を一律減点していた」と言うのは、誤報になります。

ですが、この続報にあるのは女子受験者の点数を制限していたのは変わりはありません。読売新聞は、続報から「東京医科大(東京)が医学部医学科の一般入試で女子受験生の合格者数を抑制していた問題」という表現に切り替えていいます。

事実上の「男子の優遇措置」で「性差別」という問題の本質は変わらないと言えそうだが、4浪以上の男子には女子と同様、加点対象になっていないのなら「全ての男子への優遇」ではなかったことにはなります。

本当の問題は、点数操作ではない!

点数操作が、問題視されていますが、一部の報道にもある様に問題の本質は、「男女差別」です。

病院現場の劣悪な労働環境という特殊性を挙げたい。

病院では、科によっては男性・女性医師にかかわらず産休・育休を取得することが容易ではない。これが意味するのは、制度としてはあるが、現実的に産休・育休を取得されると現場が回らない、ということである。

病院という、「特殊な仕事環境」がこの様な「点数制限」という問題を作り上げたのかも知れません。

また、この点数操作は、この医科大学だけなのでしょうか?前回の記事にありました、女性医師の合格者の数字が横ばいなのは、この医科大学だけが行っていたのでは、こうした結果には繋がらないのではないでしょうか・

ここで、「誰にも言うな」前理事長が口止めした?という記事を

東京医科大(東京)が医学部医学科の一般入試で、女子と3浪以上の男子受験者の合格者数を抑制していた問題で、臼井正彦前理事長(77)が担当課長に女子や浪人生の得点を減点する操作を指示した上で、「誰にも言うな」と口止めしていたことが、関係者の話でわかった。大学を運営する学校法人のトップ自らが、秘密裏に不公正な入試を進めていた構図が浮かび上がった。

 同大は、一般入試をマークシート方式の1次試験(400点満点)と、小論文(100点満点)と面接による2次試験の2段階で実施。関係者によると、今年の小論文では、すべての受験者の得点に「0・8」を掛けて減点した後、現役と1、2浪の男子には20点を加点。3浪の男子にも10点を加点する一方、女子と4浪以上の男子については減点したままにする操作を行っていた。

と、この様な記事が流れました。これが、本当ならば由々しき問題です。

また、違う記事ではこの様な事がありました。

性差別は公然の秘密だった

この問題が発覚してから、私も都内の有名伝統校出身の医師から「私の大学でも、医学部入試で女性差別をしているのは公然の秘密だった」と聞きました。どうやら、医学部入試に問題があるのは、東京医大だけではなさそうです。

報道されている通り、医療界ではかねてから女性医師が増えることを懸念する声がありました。女性医師は結婚、出産、育児を契機に、いったん職場から離れることが多いため、臨床現場では「戦力になりにくい」と見られてきたからです。

この様な、証言が他から漏れてくるという事は、東京医科大学だけではなく、医学部全体でも行われている可能性もありそうです。

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医師の数を制限する国家主導のシステムとは

これは、有る記事から拝借しましたが、医療機関のシステムは文部科学省によってコントロールされているそうです。

 しかし、現行のシステムをとる限り、私はやはり医学部入試で女性差別はあってはならないと考えます。それは、医学部の入学定員が文部科学省によって厳格にコントロールされているからです。

文科省によって決められた2018年度の医学部の定員総数は9419人でした。一方、医師国家試験(国試)の合格率はずっと9割前後で、2018年度の合格者数は9024人でした。つまり、事実上「医学部に入れるかどうか」で「医師になれるかどうか」が決まるシステムになっているのです。

たとえば、法科大学院に入っても、司法試験に合格できるのは4人~5人に1人ほどです(2017年度の合格率は22.51%)。しかし、医学部は潜り込みさえすれば、9割の人は医師になれます。だからこそ、お金を積んだりコネを使ったりしてでも、「我が子を医学部に入れたい」という動機が働くのでしょう。

医学部に入っても、4人に1人しか国試に受からないなら、入試に多少の裁量があっても文句は出にくいと思います。しかし、入試の時点で医師になれるかどうかの選別をしているわけですから、そこで差別やえこひいきが行われるのはやはり大問題です。

しかし、男性医師よりも女性医師の方が患者死亡率が低い?

医療において「女性医師は戦力になりにくい」という考えは、もはや時代錯誤だと私は思います。2016年に発表された、こんな論文があります。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)助教授の津川友介医師が、米国のおよそ130万人の高齢入院患者のデータを解析したところ、「女性医師のほうが男性医師よりも患者の死亡率や再入院率が低い」ことが明らかになったというのです。

この様な、データが出て来たという事は、すでに、医療現場は男性主体の社会と言うのは、過去の遺物とも言えます。

今回の東京医科大学の点数操作で見えてきた物は

今回の問題で見えてきた物は、幾つかあります。

それは、男女差別と職場環境の問題だと思います。

男女差別は、多岐にわたりある問題です。今回の医科大学入試に限った事ではありません。一部には、高校進学の際にもあるという事を言っている方もいます。

また、昇進や昇給の問題でも大きく左右されています。これは、過去に書かれていた記事ですが、容姿端麗の方が昇給が早いというデータがあるそうです。

今も昔も変わらずに、問題が大きくあるそうです。

また、職場環境ですが、確かに医療現場では過酷な職場と言えるようです。それだけに、環境整備が急務だと言えます。

勿論、育児をしながらでも働ける環境をつくる必要があります。

最後に、この問題は、医療現場だけの問題?

この問題は、医療や医学部だけの問題ではないのではないでしょうか?

一般社会、多くの企業にも言える事ではないでしょうか?

今後の、政府の方針がどこまでに及ぶのか気になる所です。

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