「転職バブル」若い者は直ぐに辞めるの裏にあるのは、上昇志向でのキャリアUP、企業の形態も変化していく

若者は直ぐに会社を辞める!

今は、昔とかなり勤務形態が変わりつつあります。その中でも、特徴的なのは、若い代での離職です。年配の人から見たら、「最近の若い奴は直ぐに辞めてしまう」と思うのでしょう。

そんな、年配の管理職でも、昔は、上司や先輩に同じことを言われていたのを忘れているかの様に想えます。

そんな、若者が会社を辞める理由が、多岐に渡っているようです。

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会社をやめる理由が単純に、「会社に行きたくないから」「仕事がイヤだから」という訳でもない様です。

漠然とした今の仕事、この先を決めるのは自分ではない

「成長できない」「同じ仕事の繰り返し」と感じた若手は、躊躇なく退社という道を選び、転職市場へ飛び出して行きます

それは何故か?これは、ある大手企業に勤めていた方の言葉です。

入社後3年は下積み期間として営業をやるのが、事務系社員の新人が通る道だ。その先、本社に行くのか。支社へ行くのか。何の担当になるのか。当然ながら、まったく分からない。 日々の営業の仕事も、「勉強にはなったが、5年、10年先の自分が容易に想像できてしまった」

入社してみて分かったことは正直、たくさんある。国内市場で十分事業が回っているので、海外開拓にそれほど力は入れていないと感じた。大きな案件を動かすにも気の遠くなる承認フローが待ち受け、自分で案件を提案し回していくハードルが高すぎる。「退屈すぎてこのままでは、まずい」と思い悩むようになった。

そこで、思ったのは、自分がやりたい部署につくのも、やりたい仕事を決めるのも、出世するのも、自分自身ではないということです。その為の、自分が行ってきた努力が実るかを決めるのも自分ではないという事です。

「決めるのは会社であって、自分ではない。異動を待つのはまるでギャンブルだ、と思いました」

役員になってから子供を産みたい

最近(2018年8月2日)、大学入試での女性の入試点数の一律減点という話がありました。

会社でも、この様に女性の社会的立場も影響しています。

これも、ある女性の言葉です。

「早くマネージャーになりたいと考え、売り上げへの貢献度を数字で示して、自分で会社に交渉しました」
都内の新進気鋭のベンチャー企業で働くMさんは、入社1年未満の24歳にしてすでにマネージャー職に昇格。自分より年上の部下が複数いる。
Mさんの目標は「最年少役員になること」。その理由は明白だ。
「役員になってから、子どもを産みたいと考えています。その方が働き方の融通も効くし、短時間労働でも給与は下がりません」

早く、出世したいことの裏返しには、子供を産みたいという願望がありました。

平社員のまま出産し育休をとって時短勤務で復職すれば、手取りの給与は産前の半分程度という例も珍しくない。時短勤務が続けば、昇進もままならない。それは「かえって不自由」と感じる。

今の日本の社会的構造が、ここでも出てきました。

他の方の話です。

Iさん(23)は、大学は文系学部出身で、ITには特段興味があったわけではない。それでも今の会社を選んだ理由は「IT企業ならば成長が早い」と考えたからだ。
仕事だけじゃなく、結婚も出産もしたい。それを考えると、30歳くらいまでには、ある程度の地位や実績を残してキャリアの地盤作りをしておきたい。そうすれば、育児を経ても復帰できると思います
内定後の2017年夏から内定者アルバイトを始めた。2018年4月の入社からまだ半年たっていないが、すでに1人でプロダクトを担当している。
仮に日系の大手企業に入れば、地方への配属もあり得る。そうなると「本社に上がるまでに時間もかかるし昇進も順番待ちになる」。就活段階から、日系の大手企業への就職は選択肢になかった。

先を見据えた、就活をしていたようです。

その中に日系の企業が入っていなかったのは、日本企業の体質があるのかも知れません。

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日本の企業体質とは?

今では、時代背景に流されるかのように変わってきていますが、日本では年功序列型が定着しています。

仕事が出来る人は、出世も早いですが、そうでなくても(仕事ができなくても)年齢を重ねる事で出世していく、入社が遅いと、その人の後を追う形になってしまうのが、今までの偉業でした。

特に公務員などでは多いのではないでしょうか?年齢や、学歴、階級などが顕著に出て来そうです。確かに、昔は、社員の能力を測るのに、個性ではなく学歴を参考にしていた傾向が強くありました。

理由は、意外と簡単で、名も知らないところよりも、有名な所でしたら基本的な能力がある程度理解できるからです。後は、教育をして行けばいいのですが、基本能力が同じ方が教育がし易かったのでしょう。

今の企業は、いい方に変化していく

少子高齢社会による構造的な人手不足と好景気で、現在は新卒も第二新卒(大学卒業後数年内の求職者)も引く手あまただ。
こうした「下積みレス」思考の若い社員を何とかつなぎ止めようと、企業サイドも動き出している。入社後早い時期から大きな裁量権を持たせたり、一律の給与体系を見直す会社も出てきた。

みずほフィナンシャルグループ:2019年4月入社から新卒採用人数を約半減させ、従来の銀行員とは違うタイプの人材を探す。これまで新人育成として5~10年かけて支店を2~3カ所経験させてきたが、今後は優秀な人材は早い時期から専門的な業務を任せる方針に。
サイバーエージェント:入社7年目の29歳の社員を執行役員に抜擢したり、「AbemaTV」でヒットを飛ばしている将棋・アニメチャンネルや恋愛リアリティショーのプロデューサーにも20~30代前半の社員を据える。現在の離職率は10%以下に。
LINE:子会社であるLINEモバイル社長に入社1年の31歳の社員を起用。2019年度新卒採用ではエンジニアの一律年俸を廃止し、技術テストや面接の評価によって金額を決定。固定年俸も他部署より約100万円高い。
ソフトバンク:子会社のソフトバンク・テクノロジーでは、新卒社員でも実績があれば管理職層のひとつ手前のグレードに配置するなど“飛び級”ができる「グレードスキップ」制度を設けている。

今の若者は、昔とは大きく違う所がある

今の若者と、昔の若者のには大きく違う物があります。

それは、情報です。

その、情報の速さや、量、使いやすさです。

「大学生までインターネットに触れたこともなかった私たちに比べて、今の学生は情報を得たりビジネスに関わるチャンスが桁違いに増えています。『友人と一緒に会社を立ち上げてこういうプロジェクトをやっていました』というような、新卒なのに中途採用くらいの経験を積んでいる“ビジネスマッチョ”な学生も少なくない」  Shiftall社長の岩佐琢磨さん(39)より

家や学校にいながら、社会の情勢や、企業の情報が手に入ります。しかも、それを利用して、ベンチャー企業を立ち上げる事が、可能になってきました。

実際に、企業をした大学生は珍しくは無くなってきています。

そうした時代環境の変化を無視して、そんな人に何の経験もない他の新卒と同じことをやらせたら、辞めてしまい兼ねません。このことは、これまでの人事制度の限界を指摘する事になります。

そうした時代背景の中で、価値観が多様化し、アグレッシブに働きたいか、そうでないかを人生の早い段階から決断する人が増えてきたのです。

そして、その時代背景としては「今の30代後半以上の管理職世代に比べ、彼らの方がはるかに『早熟』であることが多いから」と見られます。

これからの企業はどうするべきでしょう

企業がこれまで見てこなっかた、彼らの「入社前下積み」をどう評価するのか、それに合わせた働き方をどう提示していくかが必要になってきます。

企業には、今までの様な、学業や成績、学校の知名度による枠組みや履歴書を見るだけでは見えてこない部分を見極める力量が求められます。

また、この「下積み」をどう見るかによって、採用基準も変わって来るかと思います。

また、これは、企業だけではなく、この日本と言う国・社会でも大きな課題だと思います。

学生の領分も変わってくる

今までの、学生の領分も変わってきます。

何が変って来るのか?

今までは、勉強をして単位を取れば大学や専門学校・高校などを卒業するのが、前提でした。

しかし、今の学生の中には、先に書いたようにアグレッシブに働こうという人がいる訳です。今までの様に、会社に入ってから「下積み」をする、と考えていたとしたら、そこで差が出てきます。

この先の学生は、更なる進化が求められる様になってきます。

学生の間に、将来何をしたいのかを見つけるのは難しいかも知れませんが、今、学生だから出来る事をするべきでしょう。

しかし、実際に転職好機なのか

少子高齢化による構造的な人手不足と景気の回復で、転職市場が活況になっています。有効求人倍率は高止まりし、現在はバブル期以降の最高水準になっています。

完全な売り手市場ですが、本当に転職しやすくなっているのでしょうか?

実際に転職しようとすると・・・。

良い方向に向かうのか、悪い方向に転がるのか・・・。

でも、バリバリ働きたい人だけではない

しかし、バリバリと働きたい人ばかりではないでしょう。ミレニアルでも家族とゆったり過ごせればいいと言う人は、多くいます。

また、職業も企業も生まれては消えていきます。

その中で、自分にとっての幸せは何かを早い段階で見つけて、行く必要があります。

しかし、それを決めるのは難しいので、その為に色々経験するしかないでしょう。人から聞いて、良いのか悪いのか判断するのでは無く、体験することも必要かもしれません。

さいごのまとめ

今日は、かなり長くなってしまいました。

今後10年間で、無くなる職業が沢山あるといった本が出ていますが、新しい仕事も出てくるでしょう。

それだけではなく、今回の医大の騒動の様に、男女平等の垣根だけではなく、社会構造の垣根も超える必要に迫られているのではないでしょうか?

今回は、若い人の話でしたが、高齢者の仕事も変わって来るのででしょう。

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