他人事ではない!危険なあおり運転で、バイクの男性を死亡させて、初の殺人罪が適用

あおり運転を知っていますか?

皆さんも、知ってはいると思いますが、あおり運転とは、前を走っている車やバイクを、「急かして早く行け」と、車間距離を詰めたり、ライトでパッシングをしたりする行為を言います。時には、クラクションを鳴らしたりもします。

この行為は、マナー違反であるとともに、危険運転ですので、厳密には違法走行になります。

 警察庁は今年6月、初めて「あおり運転」の一斉取り締まりを行った。すると、開始からわずか一週間で、1088件も摘発された
 悪質な事件が続発していることを受けて、警察もついに本格的に取り締まりを始めたわけだが、この摘発数を見ると、近年いきなり「あおり運転」が急増したのではなく「これまでは『あおり運転』は犯罪であると認識されていなかっただけ」であることがわかる。

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あおり運転で殺人罪!?

実は、このあおり運転で殺人罪が適用された人がいます。

7月2日、堺市で、乗用車に追突されたバイクの大学生が死亡する事故がありました。
乗用車を運転していた男性は、過失運転致傷罪現行犯逮捕されましたが、あおり運転故意に事故を起こした疑いがあるとして、その後男性は、殺人罪道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で、大阪府警に再逮捕されました。
(平成30年7月4日に配信された毎日新聞の記事を抜粋)

当初の逮捕事実は、過失運転致傷罪でしたが、殺人罪に切り替わりました。

大学生は、病院に搬送されましたが、頭を強く打ち、脳挫傷などで死亡しました。

大阪・堺市の警備員・中村精寛(あきひろ)被告(40)は7月2日、堺市でバイクを運転していた大学生・高田拓海さん(22)を乗用車で追突させて殺害した罪で起訴された。
起訴状などによると、高田さんが運転するバイクが、中村被告の車を追い抜いた際に、中村被告はクラクションを鳴らしながら、およそ1kmにわたりバイクをあおり、時速およそ100km/hで追突させた。
警察によると、追突直後には、中村被告が「これで終わりだ」という内容を話す音声が、ドライブレコーダーに残っていたという。

1キロも追いかけるのは、以上行為としか言えません。

中村被告は事件時、酒に酔っていたといいます。詳しい動機はまだ明らかになっていないものの、おそらく高田さんの運転になんらかの恨みを抱いて報復行為に出たのだろうと推測されます。

この、行為はドライブれこだーに残っていますから、言い逃れは出来ませんが、本人の自供は不明です。

この事件は、7月下旬に殺人罪できそされました。

何故、殺人罪で起訴できたのか

なぜ、異例とも報道されている殺人罪で起訴がされたのか。

殺人罪が成立するためには前提として、殺人罪の故意=殺意があること、すなわち、相手が死ぬということがわかっていて殺人行為をしたことが必要とされています。

交通事故の場合、一瞬の不注意(過失)で死傷事故が起き得ることもあり、事故を起こした加害者の事故当時の認識を立証することが困難なことも多く、殺人罪での起訴が難しいという事情があります。殺人罪の適用が異例と報道されているのは、このような事情によるものと思われます。

今回は、ドライブレコーダーが決め手に

今回の事故では、加害車両に搭載されていたドライブレコーダーの解析捜査等により、加害車両の運転者が約1キロにわたってバイクをあおり続け、時速100キロ近くで加害車両をバイクに追突させたことが確認されているようです。

「今回は、あおり運転の動機(バイクに追い抜かれたことに立腹)、あおり運転の態様・経路(車線変更して逃げようとしたバイクの運転者を執拗に加速して追跡)、あおり運転を継続した時間・距離、追突の仕方、追突時の速度等が検討されたはずです。

このような危険なあおり運転をすれば、バイクの運転者が死ぬかもしれず、それならそれでかまわないと加害車両の運転者が思っていた、すなわち、未必の故意があると言えるものとして、殺人罪での起訴に踏み切ったものと思われます」

「ロードレイジ」という行為

「ロードレイジ」と言うのは、自分の行く手に邪魔な車やバイクが現れると、威嚇したり、暴言を吐いたりする。また、追い越されると、ムキになって追いかけまわし、相手の後ろにくっつき、九楽署運を鳴らしたりする、加害的行為や報復行為を言います。

「ロードレイジ(road rage、直訳すると“路上の怒り”)」と呼ばれています。

頭に血がのぼり、まともな判断ができなくなり、「やられたんだから、やり返せ」と思ってしまいます。気がつくと、取り返しのつかない事態になっている…こうしたコントロール困難な「怒り」こそが、相次ぐ危険運転やあおり運転の直接的な原因だと言われています。

あおり運転に厳正に対処する動きの一環

今回の警察の対応は、社会問題化しているあおり運転に厳正に対処する動きの一環と思われます。

この数年、あおり運転による事故が社会問題化しており、悪質・危険な運転に対する厳正な対処の動きが出てきています。

2018年1月には、警察庁から全国の警察に対し、あおり運転等の悪質・危険な運転に対し、道路交通法違反、危険運転致死傷罪(妨害目的運転)、暴行罪等あらゆる法令を駆使して、厳正な捜査を行うよう通達がなされています。

さいごのまとめ・・・

最後のまとめとして、あおり運転は、大変に危険な行為です。

犯罪行為であるというだけではなく、危険であり、時のは死亡事故になりかねません。

例え、他の人があおり運転をしていても、自分はしないという事を考えて運転してもらいたいと思います。

これは、決して他人事ではありません。


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