何故だ!軽い刑罰・自転車スマホ過失致死・女子大生の判決・今度は男子学生

またしても自転車スマホでの事故が起きました。2018年6月の事です。この事故は、男子学生ですが、書類送検となりました。

2017年12月の元女子大生の事故死

この事故は、神奈川県川崎市で2017年の12月に起こりました。

事故の内容は、電動自転車にに乗りながらスマホを操作していた20歳の元女子大生が、歩行中の77歳の女性と衝突し、この女性を死なせたという物です。

この女性は、イヤホンをしながら、左手にスマホ、右手に飲料カップを握り自転車を運転していたという物です。

この事故で、警察は12月15日に「重過失致死罪」の疑いで元女子大生を書類送検しました。

スポンサーリンク


何故、逮捕されずに書類送検なのでしょうか?

逮捕と書類送検の違いは、身柄を拘束されるか、拘束されず在宅起訴(自宅での捜査)となるかの違いです。基本的には、刑罰に差は出てはきませんが、比較的軽い刑罰の場合に書類送検になるケースが多いです。

では、逮捕になる人と、書類送検の大きな違いですが、逮捕者は比単純に較的刑罰が大きな事件に適用されるという物ではありません。重大な事件、且つ逃亡・証拠隠滅の恐れがある者となります。

それに対して、書類送検は、逃亡・証拠隠滅の恐れがない者とされています。

この「重過失致死」とは何でしょうか?

法律の中から探すと以下の様に出てきます。

重過失致死罪とは、重大な過失で人を死亡させた罪で、法定刑は5年以下の懲役・禁固又は100万円以下の罰金と業務上過失致死罪と同じになります。

被害者を死亡させた割に、比較的軽い刑罰とも言えます。

元女子大生に判決が出ました

元女子大生(森野美空被告20歳)に対して判決が出ました。

スマートフォンと飲み物を持ちながら電動アシスト自転車に乗り、歩行者にぶつかって死亡させたとして、重過失致死罪で在宅起訴された元女子大学生(20)に、横浜地裁川崎支部(江見健一裁判長)は27日、禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。

 判決は、被告が右手に飲み物、左手にスマホを持ち、左耳にイヤホンをした状態で、スマホをポケットにしまった直後に事故を起こしたと認定。江見裁判長は「歩行者を死傷させ得るとの自覚を欠いた運転は自己本位で過失は重大」と指摘した。

 時速約9キロと比較的低速で、反省の弁を述べていることなどから執行猶予付き判決とした。

この事件のに対して、検察は「安全運転の意識が欠如している」として被告に対して2年の禁固刑を言い渡していました。それに対して、弁護側は「大学を退学をするなど、社会的制裁を受けている」として執行猶予付きの判決を求めていました

また、被告は「同じ過ちはしません」と反省の弁を述べています

遺族からしたら、厳罰をもって判決を言い渡してもらいたいことでしょう。

今度は、茨城県でも自転車スマホで死亡事故

またもや、書類送検されました。

茨城県つくば市で今年6月、歩行者の男性がマウンテンバイクにはねられて死亡する事故があり、スマートフォンを見ながらの運転だったとして茨城県警が重過失致死の疑いで男子大学生(19)を書類送検していたことが24日、分かった。今月2日付。
事故は6月25日夜、つくば市の歩道で発生。団体職員松田長生さん=当時(62)=が男子大学生のマウンテンバイクにはねられ、頭部を強く打つなどして翌日死亡した。捜査関係者によると、男子大学生はスマホを見ながら無灯火で走行していたという。
男子大学生は書類送検後、水戸家裁土浦支部に送致された

この大学生は、無灯火でスマホを操作していたそうです。

今回は、書類送検の後、家庭裁判所に送致されました。この送致とは「身柄を検察に送致する」という事になります。理由としては、上の写真にある様に、ひき逃げをしていた為だと思われます。

これは、逃亡の恐れがあると見なされたからでしょう。

送致されたという事は、身柄を拘留されたという事になります。今は、おそらく警察所の留置所に拘束されているのか、少年院に拘束されているのでしょう。これは、前回の元女子大生とは異なります。

罪名は「重過失致死」・元女子大生と同じ判決?

今回も、重過失致死ですが、判決は先の元女子大生よりも重い物になるでしょう。理由としては、事故現場から逃走しているからです。

しかし、重過失致死は重過失致死罪とは、重大な過失で人を死亡させた罪で、法定刑は5年以下の懲役・禁固又は100万円以下の罰金ですので、少年という事も考慮され、どれだけの刑になるのかは、難しい所です。

スポンサーリンク


気になる所の賠償金は?

皆さんが気になる所の賠償金ですが、どの位になるのでしょうか?

まず、未成年という事もあり学生という事から、両親が支払う事になるのではないかと思われます。

その金額は、とてもとても高額になります。過去の事例を幾つか載せます。

●賠償額:9,521万円
男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。( 神戸地方裁判所、平成25(2013)年7月4日判決)

賠償額:9,266万円
男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。(東京地方裁判所、平成20(2008)年6月5日判決

賠償額:6,779万円
男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成15(2003)年9月30日判決)

賠償額:5,438万円
男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成19(2007)年4月11日判決)

賠償額:4,746万円
男性が昼間、赤信号を無視して交差点を直進し、青信号で横断歩道を歩行中の女性(75歳)に衝突。女性は脳挫傷等で5日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成26(2014)年1月28日判決)

出典:一般財団法人日本損害保険協会ホームページ「自転車事故と保管」

高額賠償の判決を受けても、一括で支払う能力がない場合は、将来に向けて給料を差し押さえられたリ、長い年月をかけて分割で支払ったりする場合もあるようです。

自転車保険は必要か?

小学校ですと、学資保険などの加入をすることがあります。内容は、小学生が何かの折にケガを負わせた、器物を破損させたなどに適用されます。

最近では、自転車事故が多発していることを受けて、保険に加入している人も増えています。これは、良い傾向だと思います。

TSマーク保険

TSマークとは自転車安全整備店で点検・整備をした普通自転車に貼る保険が付いたシールで、この整備すると、その整備の内容に応じた自転車事故の保険が自動的に付いています。

青色TSマーク:賠償責任保険1,000万円
赤色TSマーク:賠償責任保険5,000万円

個人賠償保険

日常生活上の賠償事故に幅広く対応できる特約で、自動車保険だけでなく、火災保険や傷害保険にもセットできる保険です。

割と一般的な特約なので、アパートや借家など賃貸住宅に住んでいる人は、仲介業者(不動産業)から入居時や契約更新時に加入させられている火災保険にも含まれています。

また、クレジットカードなどにも自動的にサービスで付いている場合もありますので、所有しているカード会社に確認してみる必要があります。

この保険は、自転車事故の加害者本人が加入していなくても、一つの保険で家族全員が補償対象になりますので、加害者の以下の家族が加入しているかも確認しましょう。賠償責任保険は、加入する保険により、1億円~無制限まで補償してくれます。

自転車保険

自転車保険は、以前大手損害保険会社全社が販売していましたが、盗難等の事故が多発して損害率が悪化したため、今は販売を停止していることが多く、現在加入できるのは、ダイレクト型かコンビニで加入する方法が一般的です。

賠償責任保険は加入するコースにより1億円から3億円まで補償してくれます。

私のお勧めとしては、セブンイレブンの窓口で加入できるものなどが、お手軽で良いのではないかと思います。

SNSでは辛辣な言葉が・・しかし、これが世間の声

小栗次郎@5vgW8kUtLnsbVsF

@YahooNewsTopics これは、完全に殺人、それも悪意ある殺人だ。イヤホンをつけながらスマホを見て自転車を運転する、というのは、人を殺しても構わないという「未必の故意」だと判断できる。この女子大生は、厳罰に処すべき。もしこれが自動車の事故であれば『死刑』以外にない。

返信 リツイート

@zSTwsYKj3hWZt1j

殺人罪で良い。自分の家族が殺されたらこの女子大生を探して殴るか殺すかするだろう。
自転車スマホで歩行者死亡、女子大生を書類送検 神奈川、重過失致死疑い pic.twitter.com/ZvpN7omKT3 @Sankei_newsから

返信 リツイート

jumbo.sk@sk_jumbo

スマホ見ながら電動自転車で人を殺してしまった女子大生。過失致死ではなくて殺人罪だろう。歩きスマホでも危険なのに電動自転車で右手に飲物左手にスマホ。これで電動自転車乗れば危険だし運転出来る訳ねーだろう!こんなの殺人罪で厳しく取り締まなければいけない!!!

さいごのまとめとして

他にも、書き込みたかったのですが、今回は事故について書きました。

皆さんの中には軽く考えている人は、多いと思いますが、自分の人生を狂わせます。むしろ、自分の人生を狂わせるのは、自己責任ですから納得いくでしょう。

しかし、他人の人生・他人の家族の人生を狂わせたときに全ての責任を持てるのでしょうか?狂わせた者は、元に戻らないのです。

歩きスマホも含めて考えていく問題だと思います。

スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする