風疹流行・妊婦には危険な病気。風疹とはしかは違う!

風疹が流行・妊婦には危険!

2018年8月に、今年は風疹(ふうしん)が流行の兆しが有ると報道がされました。

事実、昨年の時期と比べて、その数の違いは広がる一方です。

昨日(2018年9月19日)国立感染症研究所は、今年の風疹の患者数が累計で496人になったと発表をしました。感染地域も34都道府県に広がり、首都圏から全国へ拡大しつつあります。

感染地域は、東京都・千葉県・愛知県で多いと報道されていますが、全国に広がりを見せています。

昨年1年間の患者数(93人)の5倍を超え、流行が広がっている。妊婦の感染で胎児に障害が出る恐れがあり、日本産婦人科医会はワクチン接種の呼びかけだけでは流行を抑えられないと判断し、「妊婦はできるだけ外出を避け、自己防衛してほしいと注意喚起している。

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過去に風疹が流行した時は・・・

風疹は発熱や全身の発疹などの症状が出て、くしゃみやせきなどを介して感染します。

妊娠20週までに感染すると、胎児の心臓や目、耳などに障害が出る場合がある。2012~13年に大流行した際は、出生児45人に影響し11人が死亡した

妊娠初期の妊婦が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに影響を及ぼし、最悪の時には死亡することもあります。

妊婦や、その家族には特に注意が必要で、潜伏期間が2~3週間と比較的長い為に、これからも患者の数は増える可能性が大きいです。

予防にはワクチン注射が有効ですが、妊婦には予防接種は出来ません。

予防にはワクチン接種が有効・家族にはして欲しい

国立感染症研究所は、妊婦の家族や予防接種率の低い30~50代の男性などに任意の予防接種を呼び掛けています。

30~50代というのは、過去のワクチン接種方法の変更の影響で接種率が低い世代です。その為に、家族にいる妊婦に、感染させないために予防接種を呼び掛けています。

事実、今回の患者の数の3分の2は30~50代の男性です。

感染症疫学センターの多屋馨子(けいこ)室長は「風疹は流行すると2~3年続くことが多い。患者が増えている地域に住む人や勤める人で、罹患(りかん)歴や予防接種歴がないか不明の場合、ワクチンを検討して欲しい。女性は妊娠前に2回受けた方がいい」と話す。(水戸部六美)

国立感染症研究所日本産婦人科医会は、ワクチン接種を呼びかけてきたが、接種の効果が表れるまで約3週間かかる。ウイルスが小さいためマスクの予防効果は低いとされ、2~3週間の潜伏期間にも感染は広がる。同医会の平原史樹・常務理事は「企業は従業員のワクチン接種のほか、抗体がない妊婦を出勤させないなど配慮をしてほしい」と語る。

風疹とはしかは(麻疹)全く違う病気

風疹とはしかは、どちらも子供の頃にかかりやすい感染症で、発熱と発疹が出ます。また、風疹は、「3日ばしか」と呼ばれたりもします

また、症状が似ている事から、風疹とはしかは混同されやすく、子供の頃にはしかにかかったのを「風疹にかかった」と思い込んでいたり、風疹の単独ワクチンを受けたのに「はしかのワクチンを済ませた」と思い込んでいたりする人もいるようです。

しかし、風疹とはしかの原因となるウイルスが違います

風疹とはしかの感染経路

どちらの感染経路は、くしゃみやせきなどによる、空気感染と飛沫感染です。

ですが、ウイルスが小さい為にマスクでは防ぎきれないと言われています。

風疹の感染力はそれほど強くはありませんが、インフルエンザよりも強いとされています。

感染しても15~30%の人は症状が出ない不顕性感染です

その為に、自分は感染していないと思っていても、実は感染をしていて被害を広げる事があります。

風疹は学校保健安全法の第二種感染症に指定されています。その為に、紅斑性の発疹が引いて無くなるまで、登園や当校は停止されます。

はしかは感染力が強く、感染すると90%の人が発病すると言われています。

風疹の症状

感染してから、2~3週間の潜伏期間があります。

症状は、発熱、発疹、耳の後ろなどのリンパ節の腫れという3つが主な症状です。

発熱と同時に、淡い色をした発疹が全身い発病します。後頭下部、頸部けいぶ、耳の後ろのリンパ節腫脹(腫れる事)が生じます。

しかし、3つすべてが揃っていないことがあります。

発熱だけで発疹がなく、風疹と診断されず、知らないうちに周囲に広げてしまっていることもあります。

潜伏期間が2週間から3週間あって、発疹の出る1週間くらい前から周囲にうつしてしまう危険があるとされています。

風疹で怖いのは、妊娠している女性のおなかの赤ちゃんが先天的な病気になってしまう「先天性風疹症候群」です。

妊娠20週、つまり妊娠5か月くらいまで注意が必要です。妊娠初期ほどリスクが高いとされています。
そのリスクは、妊娠1か月で感染すると赤ちゃんの50%以上が先天性の病気に、2か月で35%、4か月で8%とされています。非常に高い割合です。

予防方法は・・

予防方法は、ワクチン接種になります。

どちらもMRワクチンと呼ばれる混合タイプの予防接種を受ける事で感染が予防できます。

ワクチンは、2回受けなければなりません。その間隔は開けなければいけません。

特に女性の場合は

女性は、子供の頃の摂取を含めて、妊娠前に2回接種して下さい。

妊娠中は接種出来ませんの注意が必要です。また、ワクチン接種後の2か月は妊娠をしない様に気をつけてください。

ワクチン接種の費用は

多くの自治体で、ワクチン接種の助成する制度を設けています。中には女性は無料という所もあります。

予防接種の代金の9割は、地方交付税で補填されますし、色んな補助がありますので残りの費用負担も少なくなります。

自治体によっては全額負担してくれる所もありますので、確認してください。

抗体検査の実施

過去に(子供の頃に)ワクチン接種をしているのか分からない人は、抗体検査を受けてみて下さい。

この抗体検査は、風疹の他に、はしかや百日咳・水疱瘡・HIVなどの感染症に設けられています。ウイルスに対抗できるだけの、抗体があるかどうかが分かります。

この、抗体検査も自治体で費用の負担をしてくれる所もありますので、確認してください。

予防接種のしていない世代

風疹の流行ですが、30~50代が多いと書きましたが、これは予防接種の制度によります。

男性の28歳より上は1回の摂取であり、39歳以上は接種していない世代です。

家族の事も考えて、28歳以上の男性は予防接種を受けて下さい。

さいごのまとめとして・・・。

色んな感染症があります。今回も麻疹が流行しましたが、インフルエンザやその他の病気もあります。

ここで気を付けたいのは、子供の感染は生死にかかわる事もあるという事です。

現代医学では、予防接種をする事で生存率が上がっていますが、過去の時代、例えば、江戸時代でしたら7歳8歳までに死ぬ子供が多かったと言います。

感染症は、子供から子供に感染するのではなく、家族が職場などからも持ち帰って来る事もありますので、注意をして欲しいと思います。

もし、時間が許すのでしたら、抗体検査をしてみて下さい。

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