古代の人類・ネアンデルタール人とデニソワ人のハーフ発見

現代の初期人類のハーフ

2018年8月22日英国科学誌ネイチャニーNature)に掲載された研究論文によると、デニーの母親は初期人類ネアンデルタール(Neanderthal)人で、父親はデニソワ(Denisova)人だったという。

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デニーとは、イギリスオックスフォード大学(Oxford University)の科学者ら名付けた愛称で、正式名が「デニソワ11(Denisovea11)」で、死亡時が13歳の少女です。

論文の筆頭執筆者で、独マックス・プランク進化人類学研究所(Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology)の研究者のビビアン・スロン(Vivian Slon)氏は「異なるヒト族、初期人類のグループ間での異種交配を示す証拠は、これまでにも存在した」と説明する。「だが、直接の第1世代の子孫を発見したのは、今回の研究が初めてだ」

デニーの驚くべき血筋は、ロシアの考古学者チームが2012年に露シベリア(Siberia)のアルタイ山脈(Altai Mountains)にあるデニソワ洞穴(Denisova Cave)で発掘した骨片によって明らかになった。

この骨のDNA分析結果は疑う余地がなかった。染色体がネアンデルタール人とデニソワ人の半分ずつの組み合わせになっていたからだ。これら初期人類の異なる2種は40万年前から50万年前までの間に分岐した。

この発見で、これまでに考えられていたよりも頻繁に異種間後輩が行われていたことを示唆しているようです。

原生人類やホモサピエンス・ネアンデルタール人は同じ時間を過ごしていた

2010年に報告された謎多き第3の人類「デニソワ人」。そのはの化石を調べたところ凄い事がわかりました。

謎多き“第3の人類”デニソワ人。その歯の化石を分析したところ、彼らは現生人類やネアンデルタール人と数万年もの間共存していたことが、11月16日付けの科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」の論文で明らかになった。

3種間の人類が同じ大陸に存在していた

我々ホモ・サピエンスの祖先が、かつて他のヒト科ヒト属(ホモ属)とユーラシア大陸を共有していたことを裏付ける研究結果である。約4万年前に姿を消したネアンデルタール人は、現生人類と数十万年もの間すぐそばで暮らしていたが、ある期間そこにはデニソワ人の姿もあったことになる。

2010年、マックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ氏率いる遺伝学者と人類学者の研究チームは、シベリア、アルタイ山脈のデニソワ洞窟で発見された指の骨が奇妙なDNA配列を示していると発表していた。(参考記事:「デニソワ人 知られざる祖先の物語 」

「大変興味深い場所です。全く異なる歴史を持った3種の人類が1カ所に共存していたことが分かっているのは、世界でもここだけです」と、ペーボ氏は語る。

デニソワ人とは・・

実は、存在は確認されてはいましたが、その事実は分かってはいません。現代人に残したわずかな遺伝式的痕跡以外はまだ、何もわかっていません。

デニソワ人の化石の断片が5万年以上前のものだということ以外は分かっていないのです。放射性炭素年代測定によって特定できる古さは、ここまでが限度なのだそうです。

彼らは一体何者だったのか? アルタイ山脈にどれくらいの期間住んでいたのか? 本当にこれほど巨大な歯を持っていたのか? それとも、たまたまこの歯の持ち主だけが変わっていたのだろうか?

ありがたいことに2010年に、デニソワ洞窟でさらなる発見があった。洞窟のもっと奥まった場所で、2本目の臼歯である親知らずが見つかったのだ。その前から研究所の倉庫に保管されていた1本目の臼歯を分析したカナダ、トロント大学の人類学者べンセイ・ビオラ氏が2本目の分析も行った。1本目の歯を調べた時は、大きさや広がった歯根から、最初はホラアナグマの歯かと思ったという。

しかしビオラ氏は、2本の歯が同じ種のもので、現生人類やネアンデルタール人のそれとは異なると結論付けた。これによって初めて、デニソワ人は大きな歯を持つ種であったことが強く示唆された。

しかしビオラ氏は、2本の歯が同じ種のもので、現生人類やネアンデルタール人のそれとは異なると結論付けた。これによって初めて、デニソワ人は大きな歯を持つ種であったことが強く示唆された。

ネアンデルタール人な謎の絶滅は、違うかも知れない

今回の発見で、ネアンデルタール人の絶滅の原因が違うのかも知れない、という事が言われています。

 欧州の中部および西部にわたって広く分布し繁栄していたネアンデルタール人がなぜ約4万年前に姿を消したかという疑問をめぐっては、白熱した議論が繰り広げられている。総合的に見ると、今回明らかになった事実はこの疑問に対する斬新な答えを裏付けるものになっている。

これまで、ネアンデルタール人の謎の絶滅をめぐっては、病気、気候変動、現生人類ホモ・サピエンスによる集団虐殺やこれらのいずれかの組み合わせなどが原因として挙げられてきた。

だが、アフリカから集団移動でやって来た現生人類が、ネアンデルタール人とおそらくデニソワ人もを、攻撃でなく愛情で制圧したとすればどうだろうか。

これらの初期人類集団に関しては、単に現生人類集団に吸収されたにすぎない可能性があるという説明もできる」と、ペーボ教授は述べた。「現生人類は数で勝っていたため、他のヒト種が合併吸収されたのかもしれない

今までの、絶滅説から違い、かなり平和的な絶滅説が浮上したことになります。

新たな絶滅説というより、大きな集団の中に溶け込んでいったというべきでしょうか。

さいごのまとめとして・・・。

少々、説明が足りないかも知れませんが、古代の人類種については色んな文献で、色んな事が言われています。

当然のことながら、古い時代の事ですから、意見が分かれるのは当然です。ですが、DNA鑑定などから、現代人のどこの人種にどれだけの遺伝子が引き継がれているかが、分かるようになってきてます。

これから、先にも色んなものがあり、色んな発見があるかも知れません。

これは、不思議な世界ですので、新しい世界が分かる事は楽しみな事だと思います。

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