アルツハイマー病はヘルペスウイルスが原因かも知れない⁉

世界中で3000万人以上が苦しむといわれれるアルツハイマー病

世界でも日本が断トツに多いアルツハイマー病ですが、適切な治療法が見つかっていない認知症のひとつです。

そんなアルツハイマー病にヘルペスウイルスが関与しているという研究結果は古くから存在しています。

今回、新たにヘルペスウイルスがアルツハイマー病の原因となっていることを裏付けるような研究結果が公表されています。

スポンサーリンク



アルツハイマー病は運動する事で改善できる?

少し話がずれますが、アルツハイマー病は運動でも改善できるという研究報告もあります。

「エクササイズなどの運動がアルツハイマー病の予防に効果的」というも提示されていました。運動は脳内に生化学的な変化をもたらし、脳の環境を豊かにして神経細胞の健康状態を改善するとのこと。また、運動によってアルツハイマー病に関わる海馬の接続や細胞の成長を促進するなど、成人の海馬における神経発生を回復させるともいわれています。

これは、ハーバード大学医学大学院で准教授を務めるSe Hoon Choi博士の研究チームによって、運動により脳内環境を改善してアルツハイマー病の治療に役立てることが可能なのかをマウスを対象に実験しています。

脳が萎縮してしまうアルツハイマー病はアルツハイマー型の認知症を引き起こし、認知機能の低下や人格の変化といった症状をもたらします。

アルツハイマー病にかかった脳内は、さまざまな神経細胞のゴミがたまってしまった「過酷な環境」だといわれます。脳内にタンパク質の一種であるアミロイドβペプチドが蓄積した「アミロイド斑」が形成されてしまったり、神経線維がもつれていたりしており、神経細胞のつながりが断絶してしまうことで認知機能の低下や記憶の喪失が発生するとみられています

マウスでの研究結果が報告されている

しかし、これまでのところ運動がどのような影響をアルツハイマー病の脳に与えるのか、どの様な治療効果を持つのかは、正確には判明していませんでした。

研究チームはアルツハイマーを持ったマウスについて、運動をさせるグループと多くの時間を座ったままにさせるグループに分け、アルツハイマーの症状を比較しました。その結果、運動をさせたマウスには大幅な記憶の改善がみられたとのこと。運動をさせたマウスでは海馬における神経発生の改善が確認された他、脳由来神経栄養因子(BDNF)という神経細胞の成長やシナプスの機能促進などに関わるタンパク質の増加が確認されました

この、結果から運動はアルツハイマー病に有効ではないかという事です。

しかし、マウスの結果は簡単にはいかない

今回の研究結果はアミロイド仮説に元ずく物ではなく、アミロイド斑が健康な脳からも見つかっている事実とも合致するとの事です。

一方で、マウスによるアルツハイマー病の研究結果は即座に人間に適用することが少ない物です。

また、マウスについて発見された多くの治療法は人間に対して使用できない事も知られています。

将来的な研究としては、まず人間に対しても何らかの方法でBDNFレベルを増加させ、脳をクリーンにすることがアルツハイマー病の治療に役立つことを実証する必要があります。マウスに対しては直接脳内にBDNFを注入する方法が使用されていますが、人間に対して同様の方法を使うことは現実的ではないため、別の方法を考える必要があるとのことです。

スポンサーリンク


ヘルペスウイルスがアルツハイマー病の原因

2018年10月19日に公開された最新の研究論文によると、ヘルペスウイルスがアルツハイマー病の原因となっていることを示す強力な証拠が発見されています。また、安全かつ効果的な抗ウイルス薬を投与することで、アルツハイマー病患者を治療できる可能性や、アルツハイマー病の予防接種を行えるようになる可能性も示唆されています。

ヘルペスとは口唇ヘルペスを引き起こすことで知られています。

この単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は、アルツハイマー病に関与するウイルスの一種であると考えられています。HSV-1は幼児期に多くの人々に感染し、末梢神経系の脳および脊髄以外の神経系の一部に休眠状態で潜伏します。HSV-1に感染した人がストレスを受けると、ウイルスが活性化し、口唇ヘルペスなどを引き起こす原因となります。

このHSV-1が高齢者の脳にも存在することは、1991年に公表された研究論文の中で明らかにされました。また、1997年に公表された研究論文では、アルツハイマー病の危険因子であるアポリポ蛋白質E遺伝子多型の1種であるAPOE4とHSV-1が同時に脳内に存在する場合、アルツハイマー病を発症する危険性が高くなることが示されています。

APOE4とHSV-1が同時に脳内に存在する場合は、どちらの因子も存在しない場合と比べるとアルツハイマー病になる確率は12倍も高くなることも判明しています。

具体的な発病の仕方は

具体的にどのような順番でアルツハイマー病が発症すると考えられているかというと、まず、免疫系が衰退するにつれて高齢者の脳内でHSV-1が増加します。

そして、ストレスや免疫系の低下、その他のウイルス感染などにより起こる脳の炎症により、HSV-1が「脳内で再活性化」します。

すると、脳内で再活性化したHSV-1はウイルス誘発性炎症を引き起こし、脳内の感染細胞に直接的な損傷をもたらし、脳内にアミロイドβを蓄積させます。

これがAPOE4遺伝子を持つ人々のアルツハイマー病の原因とされる、脳への累積的損傷であると考えられているわけです。

これらの研究から抗ヘルペスウィルス薬がアルツハイマー病の患者の治療に役立つとされています。

実際に過去の研究から、抗ヘルペスウイルス薬であるアシクロビルがHSV-1のDNA複製プロセスをブロックし、HSV-1の感染により引き起こされるアミロイドβの発生を抑制することが可能であることは既に明らかになっています。

この研究の成果は・・・

実は、この研究の成果はまだ途中にあります。

この研究はヘルペスウイルスとアルツハイマー病の関連性しか示されていない点には注意が必要です。

研究はHSV-1がどのようにアルツハイマー病を引き起こすかを示したものですが、実際に「アルツハイマー病の原因はHSV-1である」と示すには、抗ウイルス薬を用いて脳内のHSV-1を抑制するとアルツハイマー病の発症率が大きく減少することを証明する必要があるとのことです。

ということで、確実にヘルペスウィルスがアルツハイマー病の原因かは、はっきりとしてはいません。

しかし、過去に行われた集団調査の結果では、抗ヘルペス薬が役立つことが実証されています。

過去に台湾で行われた大規模な集団調査の中で、抗ヘルペスウイルス薬がアルツハイマー病の予防に役立つことは実証されているため、ヘルペスウイルスがアルツハイマー病の原因となっていることを証明できる日もそう遠くはないのかもしれません。

さいごのまとめとして・・・。

色んな研究機関が色んな研究をしています。

病気の治療も色んな国で色んな研究がされており、少し前では根治出来ないと言われていた病気も、治療ができる様になっています。

今後も、色んな治療法が確立し、人間の寿命そのものが延びる日は遠くはないのではないでしょうか?

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする