原子力発電所が廃炉に!四国電力の伊方原発2号機採算取れず・・・。

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伊方原発2号機老朽化

四国電力の伊方原発(原子力発電所)2号機が廃炉になる方針になりました。

今、現在、四国電力の原発は1号機・2号機・3号機とありますが、1号機はすでに廃炉が決定し、廃炉作業に入っています。

3号機は、広島高裁の運転差し止めの仮処分決定を受け運転を停止しています。

ここにきて、老朽化し安全対策費が高額になるために、2号機を廃炉にする方針を固め、H30年3月27日に県知事に報告する予定です。

安全対策費はいくら?

原発2号機が廃炉になる理由は、採算が見込めないという理由からです。

2016年に、原発3号機について、安全対策費が1700億円になっています。2号機も同様に多額の安全対策費がかかりそうです。

新しい国の安全基準(H25年7月に施行)よると、原発の運転期間は40年と定められていす。その後、一回に限り20年の延長が認められています。
しかし、そこには国の安全基準を満たしている必要があります。1982年3月の営業運転開始から今年で36年を迎えている、伊方原発2号機は、今後の維持・管理・延長をするためには、国の安全基準を満たさなければなりません。

その、安全対策費用との収支の採算が合わないという事です。

廃炉にするにもお金と時間がかかる

これは、イギリスの廃炉の記事ですが、廃炉にはかなりの時間が必要なようです。

「解体先進国」英の原発
稼働26年 廃炉90年

世界で最も廃炉作業が進む原子力発電所の一つ、英ウェールズ地方のトロースフィニッド発電所(出力23.5万キロワット、炭酸ガス冷却炉、2基)の作業現場に入った。1993年の作業開始から20年。責任者は「既に99%の放射性物質を除去した」と説明するが、施設を完全に解体し終えるまでになお70年の歳月を要する。(略)
65年に運転を開始し、91年に停止した。原子炉の使用済み核燃料(燃料棒)は95年に取り出されたが、圧力容器周辺や中間貯蔵施設内の低レベル放射性物質の放射線量は依然高い。このため2026年にいったん作業を停止し、放射線量が下がるのを待って73年に廃棄物の最終処分など廃炉作業の最終段階に着手する。(略)

単純に、廃炉にするにしても施設に残った放射性物質の放射線量が減るのには、かなりの時間が掛かる様で、記事から見るに20年間の廃炉作業の後、さらに70年間かかるという事になります。

当然、その間の管理・維持費が必要なのは誰の目に見ても明らかなことです。しかも、この記事の原発は、出力23.5万キロワットという事ですが、伊方原発2号機の出力は、56.6万キロワットですから、イギリスの廃炉作業よりも大変なのは見て取れます。

廃核燃料の処理はどうしているの?

気になるのは、廃炉にした時の使用済み燃料の処理方法です。

その辺に、置いとく訳にもいきません。置いとかれたら、大変なことになってしまいます。政府の計画では、ガラスで固体化した容器を金属と粘土で覆ってから岩盤に埋める方法を想定している様です。

放射性物質を閉じ込めるためには、処分場を建設可能な深さを考慮し、300メートルを目安に設定し、酸素が少なく、放射性元素が地下水に溶けにくい環境を選んでいます。

houshano2_sj.jpg        政府が想定している処分方法。出典:資源エネルギー庁

しかし、この保存方法はかなりの期間を想定しています。どのくらいの期間を保存しなければいけないのか?

原子力規制委員会は2016年8月31日、原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物の処分の基本方針を決定しました。

廃炉廃棄物の処分基準案

2016/8/31 11:56 共同通信

 原子力規制委員会は、定例会合を開き、原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、制御棒など放射性物質濃度が高い廃棄物の処分基準の原案を了承した。放射性物質の影響が減少する10万年後まで、地下70メートルより深い所への埋設を求めるのが柱。原案を踏まえ、基準の骨子を来春まとめる。

 更田豊志委員は「いくつかの原発で廃炉が進みつつあり、先延ばしできる話ではない」と述べ、処分基準などの策定を早急に進める必要があるとの認識を示した。

 原案では、埋設から300~400年は放射性物質の漏えい監視を事業者に要求

その内容は、とてつもなく、驚きの物です。

何が驚きかというと、地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、一企業である電力会社に300~400年間管理させ、その後は国が引き継ぎ10万年の間、国が管理を行い、その場所の掘削を制限するというの物です。

一企業に300~400年間管理できるものでしょうか?

今から、400年前というと、大坂夏の陣になりますから、徳川家康の時代です。

この400年間の費用は莫大なものになりますし、しかも、その後を国が引き継ぎ10万年以上の間を管理するというのです。

10万年先に誰が管理しているのだろうか?

10万年という長い期間はどの位かというと、今から遡ると氷河期以前です。人類と呼べる物が存在していたかどうかという位前の事です。

逆に言うと、10万年後に国があるのかどうかという以前に、人間がどうなっているのかも分からない程先のことになります。

又、地殻変動からすると、10万年後になる前に埋めた廃核燃料が、地表に出てくるかも知れません。

それ程、先の事を規定するのは、少々(かなり)現実的ではない話です。

最後に・・・

それ程「核」の「放射能」は危険であるという事です。又、処分の出来ない物を燃料にしているというのは、かなり危険な事だと考えてもいいと思います。

しかも、それを生きているかどうか分からない程先の子孫に、託さなければいけないというのは、かなり無責任なことに感じます。

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