流行の「胎盤食」は危険&法律違反?

「胎盤食」をする人がいる

美容や産後回復を早めるために、出産後に自分の胎盤を食べる人がいるそうです。
お刺身のように「生食」、煮込み料理で「加熱」するなど、食べ方は様々ですが…。

胎盤は、母親とお腹の中の赤ちゃんを結ぶヘソの緒の先にある、円盤状の物を言います。産後に後産として排出されます。この胎盤は、赤ちゃんに酸素や栄養を与えるためにあり、母体から有害なものを排除してくれる役目もしてくれます。

赤ちゃんに栄養を送る胎盤だから、栄養が豊富という事で食す人がいるそうです。

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胎盤を直訳すると「プラセンタ」という

食すというと、気持ち悪いと思う人もいると思いますが、「プラセンタ」というと、納得する人も居るのではないでしょうか?

この「プラセンタ」には種類があります。

動物性プラセンタ(豚・馬・羊)、ヒトプラセンタ、植物性プラセンタ、海洋性プラセンタに分けられます。

そして、この「プラセンタ」は、美容や医療に使われます。その効果は

・ホルモンバランスを整える
・自律神経を整える
・基礎代謝を上げる
・血行をよくする
・疲労回復効果
・貧血を改善する
・免疫を上げる
・活性酸素を除去する
・美白効果

等などがありますので、美容や医療で使われます。その為か、産後の新鮮な胎盤を食したいという人がいるのです。

「胎盤食」は危険を伴う

注射(ヒト由来プラセンタ)でさえ、接種した人は『輸血・献血』などが禁止されています。
厚生労働省の定めにより検査、加熱処理を行い、HIV、ヤコブ病、クロイツフェルト、肝炎ウイルス等に関しては対策をとっていても、未知の病原体に関す予防や発見には保障がない為、使用するにあたり以下のことが義務付けられています。

医師より「インフォームド・コンセプト」を受け、同意書への署名と捺印

最低20年以上のカルテ保存、追跡調査

徹底的に衛生管理されているものでさえ、この様な危険があります。

いわゆる感染症ですね。献血を禁止されるのは、二次感染を防ぐためもあります。

「胎盤食」は法律違反になる?

最近の産婦人科では、食すことを認めている所もある様ですが、実は、法律違反になる可能性があります。

環境省が発表している「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」を見ると、これは医療現場などで出た廃棄物の中で、どういったものが「何かの病気などに感染するおそれのある廃棄物(感染性廃棄物)」なのかを判別するための物です。

出典・環境省大臣官房 廃棄物・リサイクル対策部

このマニュアルによると、血液や臓器などは『感染性廃棄物』だということがわかります。

当然、胎盤も臓器のひとつですので、感染性廃棄物として扱われるということになります。という事は、「適正な処理をしなければいけない」という事になります。

「適正な処理」とは法律の許可を取っている業者に正式に依頼しなければいけないという事になります。ですから、病院に「胎盤を食したい」と言って「はい、どーぞ」というのは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)に、引っかかる恐れもあります。

まぁ、グレーな所ですね。

少し話が逸れて、動物は胎盤を食べる

動物達は、胎盤であるプラセンタの効果や作用、栄養のメリットを人理解している様です。

また、これら以外の理由として、自然界に住む動物達が胎盤を食べる理由は、出産後に出血する血のにおいを消すためだと考えられています。

自然界では血のにおいを残すことは、周りの動物から攻撃を受けてしまう危険を伴っています。その結果、命を落としてしまうこともあります。そのため、母親が子供を守るためにも胎盤を食べるといわれています。

草食動物のような、身を守らなくてはいけない動物は、栄養を得るために出産後に胎盤を食べて体力を回復させようとしているためなのか、本能的に胎盤を食べている様です。

最後のまとめとして

感染症や法的にグレーな事を考えたら、サプリメントなどでのプラセンタを摂る方が安全かつ清潔ですね。

美容や医療行為としてのプラセンタは、しっかりと管理された所で精製されています。しかし、献血は出来なくなります。理由は、感染症の二次感染症の可能性があるからです。

そういった色々な危険性を考えると、後産の胎盤を食すのはやめた方がいいと思います。

それ以前に、グロいとおもいますが・・・。

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