3Dプリンターで拳銃の作り方公開(米)、住宅も作る3Dプリンター(仏)

進化する3Dプリンター

今のテクノロジーの発展はすさまじい物があります。しかし、今も昔も変わらないのは、その物の技術を使う人間によって、良くも悪くもなるという事です。

ノーベル賞で有名な、アルフレッド・ノーベル氏は「ダイナマイト」を作りました。本人は、平和利用のために考えていました。鉱山の採掘や運河の開発などに役立つと・・・。しかし、ダイナマイトは、多くの人を殺してしまいました。

これは、使う人によって平和利用できるかどうかの、明暗を明確にするものだと思います。

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今回の3Dプリンターも同じです。今も、発展し続けているテクノロジーですが、この使い方が大きく異なっています。

今まで、製作の出来なかった色んな物が出来るというのが、大きな特徴の3Dプリンターですが、その使い方は様々です。

また、今も進化をしていて、製作物の硬度を上げるための工夫をしています。

その種類も多く、樹脂製の物から、鋼製の物まで作れるようになってきています。

面白い3Dプリンターのの使いかた

3Dプリンターに興味のある方は多くいると思います。

しかし、個人で購入するには結構な金額のプリンターです。また、使い道もそれぞれですが、個人としての使い道は、意外と少ないでしょう。

美術、工芸品など自作作業をしている個人には、とても面白いアイテムだとは思います。

今まで、構想はあったが実際には製作が不可能だった物が作る事が出来るのですから。

また、法人(企業)であれば、一点物の製品の製作費用がかなり抑えられます。逆を言えば、新しい製品の試作品が、今まで以上に早く、低コストで製作できるのです。机上では分からなかった問題が、今までよりも早く、安く試せるのです。しかも、コストが安く済むという事は、計画段階で制作を見送るしかなかった物も試せるという事です。

3Dプリンターで拳銃が作れる!

昔は、拳銃を作るのにはかなりの技術や知識が必要でした。今も、それは変わりません。が、この3Dプリンターで、拳銃が作れるそうです。

3Dプリンターでの制作ですから、図面があれば何でも作れます。が、作る物の大きさなど色んな制約はあります。その中で、これはまずいでしょうと思う物があります。

それは、プラスチック製の拳銃です。

簡単に作れるの?強度は、大丈夫なの?と思う方もいるとは思いますが、実際に作ることも、使用することも可能です。

しかも、タチが悪い事はプラスチックは金属探知機に反応しない、という事です。どこにも、持ち込めるという事になります。

しかも、この拳銃の作り方を、アメリカが公開するとしました!!

米南部テキサス州の非営利団体が来月1日から3Dプリンターを使ってプラスチック製の銃を製造する方法をインターネットで公開することを発表した。銃犯罪の防止を訴えるグループなどは反発し、公開をやめるよう求めている。

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アメリカで反対はされなかったのでしょうか?

AP通信によると、団体は2013年にも製造方法を公開したが、米政府が差し止めを命じ、裁判で争っていた。先月、和解が成立し、団体が公開を決めた。3Dプリンターでつくった銃は殺傷力があるが金属探知機にも反応せず、製造番号で管理や身元調査などもできないことから懸念の声が上がっている。
 先月、芸術祭の会場で20人以上が重軽傷を負う銃乱射事件が起きた東部ニュージャージー州の司法長官は26日、「住民の安全を脅かす」として公開に反対する書簡を団体に送り、公開すれば法的手段を取ると伝えた。

流石に、銃社会のアメリカでも、これには反対が強いようです。もちろん、この様なものが公開されたとしたら、どこの国でも、パソコンと3Dプリンターがあれば、誰でも作れてしまいます。これは、国際的にも問題になるような話です。

フランスでは、公営住宅を3Dプリンターで作っちゃた‼

アメリカでは、拳銃の製作法について書きましたが、もちろん、アメリカも平和利用をしています。(悪い事ばかりじゃないですよ)

スランスでは、もっと先を行く面白い試みをしています。

3Dプリンターで家を作ってしまいました。これって、すごくないですか?大工さんが要らないんですよ?しかも、プリンターで家が建っちゃうんですよ?

フランスのナントで、3Dプリンターで建てられた公営住宅が公開された。建設プロジェクトを率いたナント大学の研究者らは、人の居住用に現場でロボット型プリンターを使って建設されたのは「世界初」としている。 このロボットアームを持つ3Dプリンター「BatiPrint3D」が使用した材料は、100年にわたって絶縁性を持つ特殊ポリマー。空洞の内部にコンクリートを詰める方式の壁部分は、18日間で完成した。

この、3Dプリンターで作った家は、100年持つようです。

プロジェクトにかかわったブノワ・フュレ教授は、「住宅をその場で建て、ロボットのおかげで複雑な形の壁が作れる。これは興味深い解決方法および建設原理だ」と述べた。

 ナント市は、公共のものを含め今後も3Dプリンターによる建物の建設を計画しているとのことです。

他にも「実際に人が居住する3Dプリンター製住宅」がオランダに建設される予定もあります。

 実は、日本の学生も3Dプリンターでライフルを作成‼

色々と見ていくと、日本の大学で3Dプリンターでライフルを製作されていました。

日本でも!!と思いきゃ、これはかなり平和的な物です。

2020年東京五輪・パラリンピックの射撃競技が陸上自衛隊朝霞訓練場で開催されることにちなみ、埼玉県県南西部地域振興センター(朝霞市)は東洋大(同)と共同で、県特産のネギをモチーフにした「ねぎライフル」を制作した。射撃の認知度向上などが狙いで、3Dプリンターで作ったねぎの模型から実際にビームを発射できる。地域のイベントなどで遊んでもらうといい、同センターの島田厚副所長は「行政の発想を超えたものを提案してもらった」と学生らのアイデアに感謝した。【橋本政明】

地域振興センターと東洋大での、イベント用のネギライフルでした。

ビームの発生装置を取り付け、引き金を引くと実際にビームを発射できる。4年生の田中峻介さんは「子供たちにアトラクションとして楽しんでもらうとともに、射撃競技にも興味を持ってほしい」と期待する。

 ビームが森を模した標的に当たると、県や南西部地域の自治体のキャラクターが木々の中から飛び出す仕組みも考案し、子供たちがより楽しめるように工夫した。柏樹准教授は「地域に根ざした活動にデザインで貢献できることは学生たちにとっても有益」と学生たちの作業を見守っていた。

 「ねぎライフル」は21日の大江戸新座祭りを皮切りに、来年(2019)1月まで計8回、南西部地域7市町のイベントで無料で楽しめるそうです。(記事2018年7月29日記)

問い合わせは同センター地域振興担当(048ー451ー1110)。

3Dプリンターで作れる色んな楽しい物

先に、書いたように3Dプリンターには、まだまだ色んな可能性があります。

例えば、米GE(ゼネラル・エレクトリック)がジェットエンジンの部品を作ったかと思えば、3月にはイタリアで3Dプリンターを使って車体を作った電気自動車の量産が発表されました。

 3Dプリンターとは、金属やプラスチックで描いた断面を積み重ねていくことで、自由な形状のものを、プリンターが印刷をするように作っていくことができるものである。

実際のもの作りで多用されるであろう金属3Dプリンターでは、金属粉をレーザーや電子ビームで溶かしながらなぞることを何度も繰り返し成形していく。なぞられた部分が溶けて固まった層となるが、これを何層も繰り返すことによって、3次元の形ができていく。

レーザーや電子ビームは金属の粉の上でどのような形でも描けるので、理論上はどのような形のものでも作れる。

という事なんですが、実際には作る事は出来ても、実用に耐えない物もあります。

たとえば、車のボディでしたら分かりやすいと思いますが、現状の日本車と同じ強度の物を3Dプリンターで作るとしたら、厚みを増やさなければなりません。理由は、3Dプリンターでは、強度が足りないんです。

先ほどの、フランスの家ですが、日本では強度が問題になるかと思います。地震大国と言われる日本の、建築基準法では他国の建築物よりも強度が必要としているからです。

しかし、可能性は無限にあります。

自分オリジナルのフィギアを作ったり、自分オリジナルのアクセサリーを作ったり(売れるかも知れませんよ)、鉄道模型も作れます。オリジナルスマホカバーも。

写真から、図面を起して自分そっくりのフィギアなども作れちゃいます。(どんだけ、自分が好きなんだか・・)。その内、彼氏彼女のツーショット写真ではなく、ツーショットフィギアも出来る様になりますね。

勿論、楽しい事ばかりでなく、工業製品でも強度が足りる物であれば、実際の物が製作され使われていますよ。

画面クリックでYouTubeが見れます。

さいごに・・・。

3Dプリンターには、まだまだ沢山の可能性と、夢があります。

大きい物が作りたければ、大きい3Dプリンターを用意すればいいのだし、強度が足りなければ今後の開発で、作られていくでしょう。

これからの、社会に3Dプリンターは浸透していくのは、間違いのない物だと思います。

いろいろ、楽しみです。


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